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目次
実験には,辞書の例文より抽出した単文コーパス[4]から,
格助詞を含む簡単な単文100文に対して翻訳を行う.具体的な条件は以下の通り
である.
- 能動態である文
- 連用修飾語を含まない文
- 形態素解析に成功した文
- 日本語語彙大系の結合価パターンと適合する文
本稿で評価の対象とする文は,正解英語文が前置詞を使用した文であることと,
入力文に対して日本語語彙大系の文パターンだけでは補えず,任意格要素の翻訳
が必要である文である.以下では,このような文を任意格要素翻訳必要文とする.
なお,以上のように,はじめから評価対象の文が決まらないのは,任意格要素翻訳必要
文の判定基準が,日本語語彙大系のパターンにあるためである.
平成22年2月11日