次へ: 人物補完型情緒推定の原理
上へ: 人物補完型情緒推定
戻る: 人物の想定
目次
第2章で述べた従来手法を用いて人物補完型情緒推定を行なうために,「が
壊れる」に対して語彙知識を加える作業を試行した.第3.1節で示した「人物とオブ
ジェクトの関係」におけるとりわけ「producer」,「owner」,「user」の情緒を付与したと
ころ百件オーダーのスロットを組み込まなければならなくなった.これではパター
ン辞書にまとめられた日本語パターン14,819件に対して全てを付与することは困
難であり,仮に作成したとしても,付与作業のコストだけでなく,メンテナンス
にも支障が及ぶため,新たに知識ベースの設計を行なう必要がある.
平成22年2月11日