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おわりに

本研究では,位相情報を含む特徴量を提案し,音声認識の実験を行った. 実験結果より,提案した特徴量は従来の特徴量(MFCC,LFCC,FFTpower)の結果に 及ばず,精度向上という結果は得られなかった. 原因の一つとして,今回使用した実験環境 では,学習のデータ量が足りないため,提案した特徴量の効果を十分に得られな かった可能性がある. 今回の実験では,本研究で提案した特徴量は位相情報を含んでいるが,認識精度 には影響しないという結果となった. 今後の課題としては,より多いデータを使用して実験を行い,提案した特徴量の 有効性を検討したい.



平成25年10月13日