next up previous contents
次へ: 扱う文末表現パターン 上へ: 文末表現について 戻る: 文末表現について   目次

文末表現パターン

文末表現パターンとは,文末表現を「字面」で記述し,それ以前の部分を『変数』で記述し,これに『関数』を加え たものである.『変数』は対話行為の対象タイプを表す部分にほぼ相当し,『関数』は変数に対する文法的な制約を 課している.表[*]と表[*]に『変数』と『関数』の一覧とその説明を記載する.




表: 文末表現パターンで使用する変数一覧
変数名 意味
$CLV$ 動詞述語節
$CLVK$ 可能動詞の述語節
$CLVY$ 欲求を表す動詞の述語節
$CLWV$ 疑問詞を含む動詞述語節
$CLAJ$ 形容詞述語節
$CLAJY$ 欲求を表す形容詞の述語節
$CLWAJ$ 疑問詞を含む形容詞述語節
$CLN$ 名詞述語節
$CLWN$ 疑問詞を含む名詞述語節
$CLW$ 疑問詞を述語とする節
$CLREN$ 連体詞を述語とする節
$CLADV$ 副詞を述語とする節




表: 文末表現パターンで使用する関数一覧
関数名 意味
^mizen 未然形制約
^renyou 連用形制約
^kihon 基本形制約
^katei 仮定形制約
^meirei 命令形制約
^taigen 体言接続形制約



例として「さっさと食べちゃおう。」を考えると以下の様になる.
この文においての文末表現【○○ちゃおう。】は動詞連用形「食べ」に後続しているので,変数「$CLV$」と連用形制 約を表す関数「^renyou」を用いて【CLV^renyouちゃおう】とパターン化される.



takumi shirayanagi 平成22年2月11日