next up previous contents
次へ: 音節境界位置変更手順 上へ: 音節境界位置変更方法 戻る: 音節境界位置変更方法   目次

位相を用いた自動化方法の提案

第2.2.2節の問題を解決するために,自動化方法を提案する. 提案方法は,音節素片を滑らかに接続するために,音節素片のパワーが最大とな る周波数の初期位相が0となるように音節境界位置を変更する.提案方法を行う ことで音声波形の傾きが0となる音節境界位置で音節素片を接続する.例として 「威厳 /i/ge/N/」のi/ge間の接続部の音声波形を図3.1に示す.図 3.1は提案方法により音節境界位置を変更を行った音声波形であり, 縦線部が接続部を表している.図3.1より,接続部の前後で音声波形 の傾きが0となり,接続されていることが分かる.

図 3.1: 「威厳 /i/ge/N/」の音節境界位置変更後の音声波形
\fbox{\includegraphics[width=15cm,clip]{isou0rei.eps}}



平成21年5月25日