正解の情緒極性には, 「Pos,Neg,Sur」の3つのラベルを設定し, 「ので」の後節の感情表現に基づいて正解を付与する.
情緒推定結果には,「Pos,Neg,Sur,なし(Pos), なし(Neg),なし(Sur), no_rslt」の7つのラベルを設定する. 1つのパターンに情緒属性が複数付与されている場合, ラベルは複数出力する. ただし,同一のラベルが複数出力された場合は,一つの出力に統一する. (例.「Pos Pos」→「Pos」)
「no_rslt」は本知識ベース内に該当する判断条件対がなかった場合に出力 する.「なし」は,情緒の出力を抑制した場合に出力し, 括弧内に抑制した情緒極性を示す.
図5.1に実験の様子を示す. 左から「コーパスID」「正解の情緒極性」, ならびに,「情緒推定結果」を示している.
3,5,7行目の情緒推定結果より, 情緒出力の抑制が確認できる. その内,5,7行目の抑制は,正解の情緒極性より適正な抑制である ことが分かる.