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パターンに付随している情緒と原因文の情緒極性が一致する例

4.3にパターン検索プログラムの実行結果を示す.

図 4.3: パターン検索プログラムの実行結果(極性が一致する例)
\begin{figure}\centering
%\footnotesize
{\tt
\begin{tabular}{l}
\hline
1~~I...
...セ霾鵺nil)}'']\\ %, ''preid:1730''] \\
\hline
\end{tabular} }
\end{figure}

1行目がコーパスのID, 2行目が原因文,そして,3〜4行目が本辞書との照合結果である. 図4.3の場合,「得る」のパターンに付随している情緒属性を出力して いる.``emotion:''が情緒名,``feeler:''が情緒主,``feelto:''が 情緒対象,``cause:''が情緒原因, ``precond:''が判断条件を示している.

ここで,2行目下線部の《Pos》の感情表現「うれしい」と, 3行目で示す情緒名《喜び》は情緒属性が一致 していると判定できる. よって,判断条件「目標実現・近(φ,情報,nil)」は,成立していると自動判定し, 本知識ベースに$T$をカウントする.

$\phi $は,原因文内に該当する情報が省略されていることを示している. 情緒推定で使用する場合は,任意の格要素を入力することができる. (例.「目標実現・近(彼, 情報)」).



平成23年3月9日