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情緒の出力が正しく抑制される例

また,「災害が拡大する」という文の情緒推定の流れを示す.

step1:
節と結合価パターン辞書を照合
入力文:
「災害が拡大する」
マッチした結合価パターン
$N$1が$N$2を$N$3に/へ拡大 する」

\begin{figure}\centering
\begin{tabular}{l} \hline
◆結合価パターン:$N$1が$N$...
...情緒対象:$N$3\\
◆情緒名:《好ましい》\\
\hline
\end{tabular} \end{figure}
step2:
引数に具体的な格要素の入った判断条件を得る.
判断条件:
目標実現・近($\phi$, 災害)

step3:
得た判断条件と引数をキーとして,判断情報知識ベースを参照する.
検索キー:
目標実現($\phi$, 災害)
検索結果:
情緒成立割合$T$:15%

情緒不成立割合$F$:56%

情緒推定の情報不足割合$?$:28%

step4:
情緒推定結果
$T$$F$より情緒《好ましい》の出力を抑制し,情緒《な し》を出力をする.



平成21年3月19日