本手法を用いて,開発目標地に類似した観光地を調査することで,開発目標地に 欠けている観光のポイントを発見することをねらう.開発目標地を「山陰海岸」, 類似する観光地を「江ノ島海岸」,「若狭湾」,および,「三陸海岸」に設定し, 類似する観光地からポジティブな体験談を収集,分類した.分類結果を人手分析 することで,開発目標地に適用可能であると考えられるポイントを取得すること ができた.
さらに,体験談を分類した結果が,人手による分析の支援となっているか評価す るため,名詞の特徴度と観光地開発のヒントとなる情報の出現数との関係を調査 した.その結果,特徴度が高い情報ほど,新しい観光地開発案につながりやすい ことを確認した.