next up previous contents
次へ: テストベンチの仕様 上へ: システムの実装 戻る: 仮想キャラクタサブシステム   目次

サブシステムとプログラム・スクリプトの相互関係

次に,実際にユーザが情緒推定プログラムの動作確認サブシステムとアンケート サブシステムを使用した時のユーザとサブシステム,およびプログラムとスクリ プトの相互関係を示す.尚,仮想キャラクタサブシステムについては,動作確認 サブシステムの相互関係図で示す.まず,情緒推定プログラムの動作確認サブシ ステムを使用した場合の相互関係を図5.6に示す.
図 5.6: 情緒推定プログラムの動作確認サブシステムとプログラム・スクリ プトの相互関係
\fbox{\includegraphics[width=120mm]{comu_monitor.eps}}

ユーザが入力フォームから情緒推定を行うテキストを入力し,サブシステムを実 行した時のサーバ側のスクリプトとプログラムの動作と関係について以下に示す.

  1. スクリプトが入力文を取得
  2. スクリプトが入力文をCGIへ渡す
  3. CGIが情緒推定プログラムを開き,プログラムへ入力文を渡す
  4. 情緒推定プログラムが入力文を情緒推定し,結果をCGIへ渡す
  5. CGIはプログラムから取得した推定結果をスクリプトへ渡す
  6. スクリプトは推定された情緒を仮想キャラクタサブシステムの表情切替 スクリプトに渡す
  7. 表情切替スクリプトは推定された情緒から適切な表情画像データを選択 し,表情を切替える
  8. 切替えた表情と情緒推定結果をユーザへ出力

次に,アンケートサブシステムを使用した場合の相互関係を図 5.7に示す.

図 5.7: アンケートサブシステムとプログラム・スクリプトの相関関係

ユーザがアンケートを行った時のサーバ側のスクリプトとプログラムの動作と関 係について以下に示す.

  1. ログインスクリプトがユーザのIDとPASSWDを取得
  2. ログインスクリプトによるIDとPASSWDの一致調査
  3. 制御スクリプトがユーザのアンケート開始ボタンクリックを感知するま でwait
  4. 制御スクリプトが開始ボタンクリックを感知後,ファイル読込みプログ ラムへ質問リストの読込みを命令
  5. ファイル読込みプログラムが質問リストファイルより,アンケートの質 問を取得後,制御スクリプトへ取得データを渡す
  6. 制御スクリプトがユーザにアンケートの質問を表示
  7. 制御スクリプトが全ての質問に対するユーザの回答を取得
  8. 制御スクリプトが集計スクリプトに結果を渡す
  9. 集計スクリプトが結果を自動集計し,集計結果を制御スクリプトへ渡す
  10. 制御スクリプトがアンケートに回答したユーザのIDを回答結果管理プロ グラムに渡す
  11. 回答結果管理プログラムが,ユーザが未回答であるか既回答であるかを 判断し,判断フラグを制御スクリプトに渡す
  12. 制御スクリプトがファイル書込みプログラムに結果の保存命令
  13. ファイル書込みプログラムが結果を保存後,保存の終了メッセージを制 御スクリプトへ送信
  14. アンケートの終了メッセージをユーザへ出力



平成21年3月31日