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図2.3は日本語-英語間におけるintersection及び,unionの例である.intersectionは,日英方向の単語対応と英日方向の単語対応において,日英方向と英日方向の単語対応の積を翻訳モデルに用いる.unionは,日英方向と英日方向の単語対応の和を翻訳モデルに用いる.また,intersectionとunionの中間としてgrowとgrow-diagがある.growとgrow-diagの例を図2.4を以下に示す.
growは,intersectionで,すでに翻訳モデルとして採用された単語対応の縦横方向にunionの単語アライメントがあった場合,それも翻訳モデルに用いる.grow-diagは縦横対角方向にunionの単語対応があった場合,それも翻訳モデルに用いる.また,growとgrow-diagの最後に行う処理は,日英,英日方向のどちらかにunionの単語対応があった場合,それも翻訳モデルに用いるか(final),両方向とも単語対応がない単語も翻訳モデルに用いるか(final-end),処理を行わないかである.