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検証の結果

検証の結果を表4.1に示す. 検証の結果, イメージ値が−3から−2の形容詞は,判断条件「生理・近」の場合, 判定が$ F$ に偏り,判断条件「生理・離」の場合は判定が$ T$ に偏る傾向が見られた. また,イメージ値が+2から+3の形容詞は,判断条件「生理・近」の場合は, 判定が$ T$ に偏り,判断条件「生理・離」の場合は判定が$ F$ に偏る傾向が見られ た. その他のイメージ値の形容詞(−1から+1)は判定$ T$$ F$ の偏りの規則性は 見られなかったが,判定$ U$ の割合が高い傾向が見られた. よって, イメージ値の絶対値が低い形容詞の場合は$ U$ の割合が高く, イメージ値の絶対値が高い形容詞の場合は$ T$ または$ F$ に偏る傾向が見られ, 仮説が確認された.




表 4.1: 検証の結果
    生理・近 生理・離
  $ T$ $ F$ $ U$ $ T$
暑苦しい -3 12 65 23 76 5 19
下手な -3 0 96 4 96 0 4
可哀相な -2 33 64 0 100 0 0
生々しい -2 14 86 0 89 11 0
酢っぱい -1 29 14 57 0 33 64
激しい 0 9 36 55 57 7 36
眩しい 0 38 5 57 15 26 59
緩い 0 60 0 40 14 43 43
思いがけない +1 25 0 75 33 0 64
めぼしい +2 100 0 0 0 100 0
緩やかな +2 100 0 0 17 83 0
麗らかな +3 100 0 0 0 100 0
美味しい +3 96 0 4 0 100 0

                            ※イメージ値は-3〜+3の7段階,$ T$$ F$$ U$ の単位は%


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平成21年4月2日