例で用いられる「から」には,理由を示す用途の他に,方向を示す用途がある.だ が理由を示す「から」は「接続助詞」で,方向を示す「から」は「格助詞」であ る.この違いを用いて,理由を示す「から」を含む文のみ正答候補とする. 以上のように,多義である文字PTに対して,正答候補の抽出の際に形態素解析の 結果を考慮することで正答候補の抽出の精度があがると考える.結果,ランキン グ内に理由を示す文字PT以外の「から」を含む文が無くなり,ランキングの精度 が向上すると考える.