田村の研究の正答候補抽出PTの問題

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田村の研究にて用いられた正答候補抽出PTには様々な問題がある．以下に問題を示す．

A.

助詞の差異に未対応
文節の形式をとる正答候補抽出PTでは，助詞が１文字でも異なる正解文は抽出しない．図14に助詞の不一致による正答候補抽出失敗の例を示す．

**図 14:** 助詞の不一致による抽出失敗例
$\begin{figure}\begin{center} \Ovalbox{\parbox{13.0cm}{\vspace{0.2cm} -田村の研究... ...よ．\\ (料理「が」，により抽出不可)\vspace*{0.5cm} }}\end{center}\end{figure}$

B.

類語等の単語の差異や単語の欠落に未対応
田村の研究のPTの形式は，類語等や，単語の欠落によって正解文を抽出しない．図15に例を示す．

**図 15:** 単語の欠落による抽出失敗例
$\begin{figure}\begin{center} \Ovalbox{\parbox{9.0cm}{\vspace{0.2cm} -田村の研究... ...が「麻雀」に変わってるため抽出不可) \vspace{0.3cm} }}\end{center}\end{figure}$

本研究は以上の問題を解決することで，正答候補が抽出できない問題を改善する.

root 平成21年3月14日