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「1state 1mixture」と「3state 4mixture」のHMMの違い

3stateのHMMは図14のように,1つの音素に3つの状態を持つ.

図 14: 1stateと3stateHMM
\fbox{\includegraphics[width=14cm,clip]{3sthmm.eps}}

特徴パラメータMFCCでは,「1state 1mixture」は13次元の平均,分散と2つの出現確 率がHMMで与えられるのだが,「3state 4mixture」は1状態につき13次元の平均, 分散が4セットと2つの状態遷移確率と1つの重みがHMMで与えられ, 3つの状態を持つ.この平均と分散を用いて正規分布が計算される. 図14のように1つの状態において4つの正規分布で評価し それぞれ重みをかけて足すことにより,単一のピークを持つ単純な分布関数でな く,複数のピークをもつような分布を表現できる.その混合正規分布を3つ持つ ことにより,1つの音素をより詳細に評価し出現確率を出す事ができる.



平成20年5月16日