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まとめ

本研究では,文節発声の音声に対して,自動ラベリングを使用し,音節波形接 続方式で作成した合成音声の品質をを調査した.聴覚実験の結果において,自 動ラベルのオピニオン評価は3.4,また,自動ラベルおよび手動ラベルの 対比較実験において,自動ラベルは40%という結果を得た.これより,自動ラ ベルを用いた合成音声は,手動ラベルとの差が小さく,品質の高い合成音声が 作成できることが分かった.

今後の課題としては,より精度を高めるために,自動ラベルと手動ラベルの差 が大きかった特定の音節に対してルールを追加する方法,また,人間の評価の 低かった音声を調査し,対策することが考えられる.



平成19年3月16日