next up previous contents
次へ: 本実験の信頼性 上へ: 考察 戻る: 音節境界位置の解析   目次

オピニオン評価および対比較実験の解析

オピニオン評価および対比較実験の結果から,手動ラベルと自動ラベルを用い た合成音声とを比較すると,自動ラベルを用いた合成音声の品質が大きく低下 および向上した音声があった.

その原因としては,各音節のラベリングの精度の問題にあり,低 下した理由は,音節の欠如,または音節の過多によるものと考えている. しかし,向上した理由は,手動ラベルも間違ってラベル付与されているわけではな く,明らかではない.

また,オピニオン評価および対比較実験の結果から,合成音声は,自然性の面で,自 然音声に及ばないことが分かった.これは,合成に用いた録音音声の音量,音 質の違いによるものと考えている.



平成19年3月16日