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方法

2.4で述べた直接・反応辞書および原因辞書と形態素解析結果を 用いてパターン照合を行う.パターン照合にはSPM[13]を用いる.SPMは, ATNを用いて日本語文と文型パターン辞書の照合を行う.

文型パターンは「字面」,「変数」,「関数」,および「記号」で記述される. 以下に文型パターンの例を示す.

[
c]文型パターン辞書の例 DR000001-00-0 /cnj/y/bf[/tkN1が[、]],/bf[/tkN2を[、]]/bf'愛好する'/tail

文型パターン辞書は,パターンIDと文型パターンの対で構成される.例において, $ N1, N2$ が変数,'愛好する'が字面,$ /$ で始まるのが記号である.また,$ []$ で囲まれた部分は任意要素を表す.

SPMによる照合では,一文ごとにパターン辞書に含まれる全てのパターンと照合 を行い,適合したパターン全てを出力する.実際の出力例は5.3に示す.



平成21年3月23日