音響クラスタリング法には,クラスタ内の不純物や音声品質の問題があった.こ れらの問題は,主にクラスタリングの方法が原因となっている.よってクラスタ リングの方法を改善することで,解決可能であると考えられる.以下に改善案の 一例を示す.
上記改善案において,本研究では2,3を複合した改善案を用いる.具体的には, MFCCの距離尺度の代わりに人間の聴覚的な知識を用いてクラスタリングを行う. 人間の聴覚的な知識とは,予備実験を通して得られた知識であり,最終的にクラ スタリングの``ルール'' として用いる.またそれに伴い,HTKを利用する必要が なくなる.