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合成可能な音声数の問題

従来研究[2]より,音節波形接続型音声合成法の有用性が示された. しかしこの手法では,音節素片選択時に言語情報が全て一致する音節素片が必要 であるため,作成できる音声が少ない.例えば,ATR単語発話データベースAset (5,240単語)を使用して同一発話内容の音声を作成する場合,5,240単語中の 470単語しか作成できない[2].その問題に対して,従来研究 [4,5]では,音節波形接続型音声合成に,言語情報とMFCCの距 離尺度の両方を用いた木に基づくクラスタリングを適用している.その結果,理 論上全ての音声が作成可能であると示された.



平成21年3月6日