次へ: 不特定話者音声認識について
上へ: 認識アルゴリズム
戻る: Viterbiアルゴリズム
目次
観測系列の生成確率を最大にするモデルのパラメータの局所的最適値
を求める方法として,Baum-Welchアルゴリズム(パラメータ再推定法)がある.
モデルが観測系列
を生成する場合において,
時刻で状態から状態に遷移する確率を次のように定義する.
ここで,シンボル生成課程で,時刻で状態にいる確率を定
義する.
このとからモデルの再推定(
)を次のように行う.
- 初期状態確率
|
|
|
(19) |
- 状態遷移確率
|
|
|
(20) |
- シンボル出力確率
|
|
|
(21) |
再推定された
の評価は次のようになる.
-
→ (局所的な)収束状態
-
→ シンボル系
列を出力するより最適なモデルを推定
Baum-Welchアルゴリズムは,学習データの尤度を最大にするようにパラメータを
学習する.本研究では,HMM初期モデルの再推定に使用されている.
平成18年3月20日