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本研究の目的

2.2節の情緒研究を行うには大量のテキスト文が必要となる.そこで,2.1節の研 究をならい不特定多数の人間が,制限なく書いているという点で利用価値が高く, 大量のテキストが入手可能なWWWを利用する.しかし,情緒研究用テキストとし て利用する際,WWWテキストの情緒研究用データとしての利用可能性を確認する 必要がある.具体的に言うと,WWWから意味的偏りがない感情表現を含むテキス トが収集できるかという確認となる.

本研究では,WWWテキストの情緒研究用データとしての利用可能性の確認を目的 とする. 以下の研究手順で確認を行う.

  1. WWWからのテキスト収集
  2. テキストの形態素解析
  3. 意味属性頻度からのスパースさ調査
  4. 情緒表現の頻度調査
1,2でテキストの収集・解析,3で意味的偏りの確認,4で情緒表現の出現を確認 する.



平成18年5月30日