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文型パターン

文型パターンは可読性と網羅性を意識して設計されており, 字面, 変数, 関数, 記号で記述されている[5]. また, 日英文型パターン辞書(次節参照)の原文を, 単語レベル, 句レベル, 節レベルの3レベルにパターン化した構造を持つ. ただし変 数化すると対訳の訳出が困難である部分は変数化されず, 字面や関数の形式で残 される. 原文を(L)とし, 句レベルのパターンを(P)とする. 文型パターンは, 原文についての日本語文型パターン(PJ)と英語文型パターン(PE)の 2通りで記述されており, 変数を介して字面, 変数, 関数に単語, 句ごとに対応 箇所が存在する. 以下に原文(LJ)と翻訳例(LW), 原文に対応する PJPEの例を示す.




[原文と文型パターンの例(1)]
LP> あの高い枝には手が届かない。
LE> I can't reach that high branch.
PJ> <$N1$は>/cf$NP2$には/tcfk手が/cf$V3$.hitei
PE$N1$ can't $V3$ $NP2$ .



[原文と文型パターンの例(2)]
LP> 急用ができたのでお先に失礼します。
LE> An emergency has come up. Please excuse me.
PJ$N1$が/cfできたので!$VP2$.teinei
PE$N1$ have come up. $VP2$ .



平成18年3月20日