縦軸が,対象の種類を表し,横軸が行為の種類を表す. これらの各組で発話行為を表現する. 対象の種類の「要求」,「受諾」,および,「拒否」については,その性質上, 「プラン」,および,「行動」としか形成されない. 数値をみると,「認識」についての値が著しく多く,また,「生理」や「欲求」が 少ない. しかしこれは,コーパスから収集したパターンの数が少なく,場面の網羅性が低いため と考えられる. また,「プランの要求」についての値が多い.これは,コーパスが,勧誘の場面を 対象にして作成されたためと考えられる.