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発話文パターンの作成結果

525個(異なり数)の発話文パターンを作成した. そのうち,字面のみのパターンは142個であった. 作成した発話文パターンの数を,表5に示す.


表 5: 作成した発話文パターンの数
  対象の種類
行為の種類 生理 欲求 情緒 プラン 予測 評価 記憶 認識 行動
質問 0 0 0 10 2 0 13 33 2
伝達 5 1 2 33 14 6 13 125 1
確認 0 1 0 9 1 0 1 12 1
肯定 0 0 0 3 2 0 1 13 0
否定 0 0 0 8 3 2 3 6 0
要求 - - - 76 - - - - 0
受諾 - - - 10 - - - - 0
拒否 - - - 20 - - - - 0

縦軸が,対象の種類を表し,横軸が行為の種類を表す. これらの各組で発話行為を表現する. 対象の種類の「要求」,「受諾」,および,「拒否」については,その性質上, 「プラン」,および,「行動」としか形成されない. 数値をみると,「認識」についての値が著しく多く,また,「生理」や「欲求」が 少ない. しかしこれは,コーパスから収集したパターンの数が少なく,場面の網羅性が低いため と考えられる. また,「プランの要求」についての値が多い.これは,コーパスが,勧誘の場面を 対象にして作成されたためと考えられる.


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平成17年3月23日