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パターン記述言語

日本語文型パターンは,可読性があること,線形要素の対応関係が明確であること,の2点を主な条件として設計され, 「字面」,「記号」,「変数」,「関数」の4種類の要素がある[3].

変数には,名詞を表すN,動詞を表すV,名詞句を表すNPなどがある. 関数は,変数が受理する値の形式や,字面の指定,表現の統括を行う. 記号は,パターン要素の受理方法について,任意化,選択,順序変更,記憶という制御を行う. 表2に記号の例を示す. 詳細は参考文献[3]に示されている.


表 2: 記号一覧
記号名 表記 意味
離散記号 /... 文型に無関係な要素
選択記号 (…) いずれかの要素列を受理
任意記号 […] 文型選択上,任意の要素
補完要素記号 <…> ゼロ代名詞等
tabularl順序任意要素
 指定記号 
{…,…} 順序入れ替え可能な範囲
tabularl位置変更可能
要素指定記号
$$n$^{…}, $$n$ 指定位置に入れ替え可能
文節境界記号 ! 文節の境界を受理

NP(名詞句) & NNの下位要素
VP(動詞句) & V(動詞)




平成18年5月1日