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目次
第一稿および第二稿では一人の作業者が情緒属性の付与を行った.
そこで,別の分析者によって辞書の偏りを検査する.
分析者は,大規模な情緒注釈つきコーパスの構築に携わった者で,タグ付けの正
解率が高かった上位3名である[10].
3名には,第二稿の辞書の内容を3分割して,一人当たり4,940件のパターンを検査しても
らう.分析者には,「何らかの情緒が生起すると思われる箇所」あるい
は「すでに付与された情緒属性に疑問を感じた箇所」を指摘してもらう.
その後,作業者と分析者との検討で詳細な情緒属性を定義していき,第三稿として
編纂する,という手順をとる.
平成18年3月24日