next up previous contents
次へ: HMMの例 上へ: HMMを用いた音声認識の理論 戻る: 離散HMM   目次

半連続型HMM

半連続型HMMは離散HMMの出力確率値に分布を与えたHMMである. 半連続分布は,離 散HMMの符号張の1つずつのベクトルに分布を与えたもので,連続密度符号張 (continuous density codebook)とも呼ばれている. そこでは,出力確率を連続密度符号張の分布の混合で表す.符号張のなかの分布数を$ M $とすると,

\begin{displaymath}
b_{ij}(x) = \sum_{m=1}^M \lambda_{ijm} b_{ijm}(x)
\end{displaymath} (15)

と混合正規分布で表す.ただし,
\begin{displaymath}
\sum_{m=1}^M \lambda_{ijm} = 1
\end{displaymath} (16)

である.平均値と共分散はすべての出力確率で同一であり,遷移$s_i \to s_j$での分布の重み$ \lambda_{ijm} $のみが変わる [4].



平成18年3月20日