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従来の単語音声認識においては, 主に音声の音韻的特徴が用いられてきた. し
かし, 日本語では, 「箸」, 「橋」のような音韻的には同一だがアクセントの違
いによって弁別できる単語が存在する. 過去の研究において, 日本語における同
音異義語の音声認識の研究はあまり行われていない. そこで本研究では, 不特
定話者における同音異義語の音声認識精度を調査する. 同音異義語の認識はア
クセント情報と韻律的情報を含む特徴パラメータとしてFBANKを用いることで行
う. 実験の結果, アクセントと前後音素環境情報を用いたモデルと特徴パラメー
タにMFCCを用いることで, 89%の精度が得られた.
平成18年3月20日