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了解度試験の解析

了解度においては自然音声も提案手法の合成音声に関しても同程度の高い値となった. 了解度試験において,合成音声で多くの被験者が間違えた音声を示す.


Table 9: 聞き間違えた音素
原因 提案手法 従来手法 合計
最終モーラの欠落 1 3 4
母音部の誤り [i]→[-] 1   1
  [a]→[u]   1 1
撥音部の誤り [N]→[bu]   1 1
促音部の誤り [q]→[-] 1   1
子音部の誤り [g]→[r]   1 1
  [k]→[h]   2 2
  [k]→[t] 1 1 2
  [ky]→[ry]   1 1
  [n]→[r] 1   1
  [sh]→[j] 1   1
  [t]→[k]   1 1

たった」を「たった」や「あった」が「あった」等の発音方法が似ている子音を間違える場合がほとんどであった. そして,音量や音声の継続時間の違いから現われる最終モーラの聞き逃しが,従来手法では3つであるが,録音時間帯を考慮した提案手法では1つと減少した.



Jin'ichi Murakami 2005-04-20