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音節波形接続型方式では,韻律的な情報として,モーラ情報(モーラ数とモーラ位置)を使用する.
特定話者の単語発話においては,単語のモーラ数とモーラ位置が決まれば,単語によらずピッチ周波数がほぼ決定されることが知られている[2].
過去の研究では,モーラ情報は名詞の音声合成[2][3][4]だけでなく,音素ラベリング[5]や単語音声認識[6][7]などの分野においても効果があることが報告されている.
また,文献[4]では音節波形接続方式を普通名詞に対して行う場合,アクセント型は波形選択において有効な情報であることが報告されている.
そこで,本研究では音節選択にモーラ情報とアクセント型の情報を利用した音声合成を文節に対して行う.
Jin'ichi Murakami
2005-04-20