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: 参考文献 : 入力文に対する結合価パターン対の選択方法について : 形態素解析のミスがあった場合

結論


実験結果より、格の深さに注目した点数計算は、 省略において出現した複数の結合価パターン候補を絞る事に 有効である事が分かり、精度の高い照合を可能としたと言える。 しかし、複数の性質を持つ格や受身、使役での格変化の対応について 改良の必要がある。また、特殊な文にも別法則を用いる必要がある。 例として「は」格を用いる二重主格文への対応や さまざまな格に変化する「も」格への対処を行えば さらに2、3%程度の精度向上が可能だと思われる。 また、単文に対しては高い精度で正しい結合価パターンを得る事が出来たが、 重文、複文については対応が取れない可能性があるので、 今後、検討して行きたい。




平成14年4月10日