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音節波形接続方式による音声合成

まず、合成対象語から音節部品ラベル列を作成する。音節部品ラベルは以下の情 報からなる。

  $Sy$:音節
  $P$:直前の音素(前音素環境)
  $N$:直後の音素(後音素環境)
  $m$:単語中のモーラ位置
  $ M $:単語のモーラ数

以降、本稿では音節部品ラベルを「$ Sy(P,N)_{m,M} $」の形式で表現する。例 えば「印刷」(i/ng/sa/tsu)という音声に対する音節部品ラベル列は、 「i(,ng)1,4」 「ng(i,s)2,4」 「sa(ng,ts)3,4」 「tsu(a,)4,4」 となる。

音節部品ラベル列を作成したら、各音節部品ラベルに一致するような音節部品を 取り出す。そして、音節の開始時間と終了時間を元に波形データを切り出し、単 純に接続して合成する。



平成14年3月7日