機動戦士Vガンダム


F91からさらに30年後の世界の話。地球環境を守るとかいう名目の元、リガ・ミリティアとベスパの戦争が描かれている。何か、Zガンダムのエゥーゴとティターンズによく似ているような気がするが、このさい無視しようね、うん。とりあえずこの作品を一言で説明すると、タイヤのタイヤによるタイヤのための戦争話<コラ

本作品では、いまいち好感の持てるキャラクターがいませんが、それなりに個性のあるキャラは揃っています。主人公のウッソ君はシュラク隊のお姉さま方からモテモテ、勝手な行動ばかりしていつも皆を窮地に追い込むヒロイン・シャクティ、キャラは嫌いだけど声優さんの声がよろしいクロノクル、ガンダム至上、最悪のキャラといっても過言ではないカテジナ、出てくるたびに死んでいき、結局最終的には全滅したシュラク隊のお姉さま軍団、タイヤバイク乗り魂とか抜かすバカコンビとか…。

今回のヒロイン・シャクティはかなり駄目でした。毎回毎回、勝手な行動取っては主人公たちをピンチに陥れており、そのたびにシュラク隊のおねーちゃんの誰かが死んでました。終盤ではベスパの洗脳兵器みたいなのを起動させたりしてたし。カテジナは最初はただの民間人として登場してたけど、出てくるたびに歪んだ性格が露出し、それに応じて顔も悪人ヅラへ変わっていました。クロノクルは…ウッソのライバルとして登場したはずなのに、ライバル役をカテジナに取られてしまったので、単なるかませ犬に(笑

本作のキャラに特徴的なのが、既知外が多いこと(爆 歪んだ性格のカテジナを筆頭に、利用されてるだけのアホ女王を処刑してくれたチョット頭が逝っちゃってるタシロ大佐、ギロチン大好き生き延びたら逝かれてましたー♪のファラ、ショタコンのルペ、ザンスカールにタイヤ兵器(笑)を実現させたバイク野郎・イクなど…。

劇中に登場するMSは、リガ・ミリティア側はデザイン良かったのですが、ザンスカール側が…どいつもこいつも昆虫みたいなツラしていて、後半になるとブタみたいな体格のMS出てくるし。それよりなにより、戦闘兵器としてタイヤが出てくること! MSが馬鹿でかいタイヤ装備してるんですよ。それだけならともかく、大型戦艦もタイヤ付けてるし。マーベットさんが「タイヤが宇宙を飛ぶな!」とツッこんでいましたが、激しく同感です(笑 んでもこのタイヤ、かなり戦果を上げてたみたいで、接近戦では体当たり攻撃の武装になるし、MSを砲撃から守るバリアーにもなってて、リガ・ミリティアのMSは随分苦労してたみたいです。タイヤ戦艦の方も、地上制圧作戦としては圧倒的な破壊力を持っており、ただ走り抜けるだけで町という町を荒野に変えてました。