4.0を導入する前にXFree-3.3.Xのバックアップを取っておきます。
$cp -r /usr/X11R6 ~
$cp -r /etc/X11 ~
XFree86 Projectから、4.0のバイナリを取ってきます。的場氏の環境はVine-2.1でしたので、Linux-ix86-glibc21以下を取ってきました。
wget -r ftp://ftp.xfree86.org/pub/XFree86/4.0.2/binaries/Linux-ix86-glibc21/
インストールする前に、Xを落とすのはもちろんのこと、run levelも3にしておきましょう。
インストールは非常に簡単で、rootで
#sh Xinstall.sh
とするだけです。いくつかの質問を出されます。的場氏の場合質問にすべてyと答えました。
次に、設定ファイルの雛形をつくります。
$xf86config
これも、質問に答えていきます。生成された設定ファイルはホームディレクトリに置かれますので、/etc/X11 に置きます。
ちなみに的場氏の設定ファイルです。
XF86Config
以上でインストールは終りです。startxでXを立ち上げてみましょう。最初にtwmが立ち上がると思います。/etc/X11/xinit/xinitrcを書き換えるなり、ホームに.xinitrcとしてコピーするなどしてすきなWindow Managerを立ち上げてみてください。
いろんな不具合を調査していると、 tgifを立ち上げると日本語が打てなくなってました。これは致命的だということで、ネットを検索してみると前のバージョンの/usr/X11R6/lib/modules/codeconvの*.soがあると問題が発生するらしいので、*.soをどっかに移動します。また、/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueTypeの、fonts.dirがすっからかんになっていたので、バックアップしていたものを戻すか、mkfontdirで新たに作りましょう。
一難去ってまた一難、今度はxdviのメニューが表示されません。ネットで探すと、再コンパイルすることにより解決するとか。VineのホームからソースRPMを取ってきてリビルドするとコンパイルエラーが。エラーをみると、-lVFlibのとこで吐いてます。んで、/usr/libをみると、libVFlib2.so.24と、libVFlib2.so.24.0.2しかない。以下のように適当にシンボリックリンクをつくると、解決!!
#ln -s libVFlib2.so.24.0.2 libVFlib2.so
#ln -s libVFlib2.so.24.0.2 libVFlib.so