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はじめに


翻訳方式の一つとして,意味類型を介してパターンを対応させる方法[1]が考え られる.この方法には表現候補が複数対応するため,文脈に応じて訳語を選 択できる利点がある.しかし意味類型を用いた翻訳方式を実現するために は,複数の訳語候補から訳語を 1 つに絞る手法が必要である.

この方法は既に比較の意味を持つ単文を中心に行われている[2].一方, 単文においては意味解析,ならびに構文解析が概ねできている状態である. しかし,意味解析,構文解析から見ても,動詞が複数ある場合(例:重文)につ いては,まだ解析技術が確立していない.また実際の文では,単文より複雑な 文(例:重文)が多いことからも,重文においても意味類型を用いた翻訳方式が 可能であるかの検証が必要である.

そこで本研究では,因果関係構文の重文においてパターンがどの程度の曖昧 性を持っているか調べる.また,パターンより生じる曖昧性を手掛かり に最適な訳語を選ぶ一意決定手法を検討する.



2002-03-24