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機械翻訳などの自然言語処理において、重文の接続の意味を解析することは重要
な課題の一つとなっている。重文の接続の意味関係については、述語の意味に着
目した方法[1]、「用言の連用中止+(助詞)て」で接続する文を対象とす
る方法[2]、主節と従属節の「は/が格」の意味関係に着目する方法
[3]などがある。
これに対して、本研究では、使用頻度の高い接続助詞「ば」、「と」、「ても」によっ
て接続される重文に着目し、その接続の意味を、主節及び従属節の持つ構造的特
徴から決定する方法を提案する。各々の接続助詞の意味分類は、英語
との対応付けにより行う。また、判定条件においては、重文の構造上の特徴を調
べ、計算機上で判定を行うことを考慮して定める。
2001-10-02