日本語複文では,「火のついた油に水をかけても無駄だ.」のように修飾部内の述部の前にくる格 要素「の」が「が」の代わりにくることがある.これは「の」が主格なのか所有 格なのかを計算機では判断できないため,「結合価パターン」を用いる際に妨げとな る.そのため,次のように変更する.
(例文3)火のついた油に水をかけても無駄だ.
9#9 火がついた油に水をかけても無駄だ.
(例文4)わたしの訪れたその小さな町はうらぶれた感じだった.
9#9 わたしが訪れたその小さな町はうらぶれた感じだった.