本研究では,底の名詞の意味属性および修飾部の述部の結合価パターンに着目し て「内と外の関係」の判断規則を作成した.「内と外の関係」の判断規則を評価 した結果,クローズドテストでは,「内の関係」で82.2%,「外の関係」で83.4%の正解率が得 られた.オープンテストでは,「内の関係」で84.9%,「外の 関係」で71.1%の正解率が得られ,判断規則の有効性が示された. 今後は,底の名詞の意味属性が複数存在する場合の一意決定手法を考える必要が ある.
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