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結合価文法は,用言と格要素(名詞+助詞)の意味的関係を記述したものである.
これにより用言と名詞との間に意味的な制約が生まれ,日本語解析で発生する
意味上の多義が解消されると考えられる.本研究では,日本語語彙体系
[1]に記載さ
れている「構文意味辞書」のパターンを使用する.
Table 1:
パターンの例(かっこ内は一般名詞意味属性名)
N1(人) |
が |
N2(休暇) |
を |
送る |
N1 spend N2 |
N1(人) |
が |
N2(生活) |
を |
送る |
N1 live N2 |
N1(人) |
が |
N2(人) |
を |
起こす |
N1 wake N2 |
N1(人) |
が |
N2(訴訟) |
を |
起こす |
N1 file N2 |
2001-10-02