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2.1 結合価文法

結合価文法は,用言と格要素(名詞+助詞)の意味的関係を記述したものである. これにより用言と名詞との間に意味的な制約が生まれ,日本語解析で発生する 意味上の多義が解消されると考えられる.本研究では,日本語語彙体系 [1]に記載さ れている「構文意味辞書」のパターンを使用する.


 
Table 1: パターンの例(かっこ内は一般名詞意味属性名)
N1(人) N2(休暇) 送る N1 spend N2
N1(人) N2(生活) 送る N1 live N2
N1(人) N2(人) 起こす N1 wake N2
N1(人) N2(訴訟) 起こす N1 file N2





2001-10-02