4節では、本手法の類似文検索以外の利用法を考えてみる。
本手法は、入力文と一致する係り受け関係を最も多く含む文 を検索する手法である。 そのため、入力文と同一、あるいは部分的に一致するような 係り受けパターンを抽出することができる。 検索実験においても、「〜を抑えてトップに立つ」のような 係り受けパターンが得られている。 このことから、言語データの パターン抽出への応用が考えられる。