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2.3.2 一致ペア発見の例

図3の例文1に2.3.1で述べた#3を適用する。 図3中の記号を以下に示す。

 
A〜D:文節の種類(同じアルファベットは一致文節)
 
矢印:文節間の係り受け関係
 
文節下の数字(1〜5):文節
 
(数):入力文の係り受けペア番号
:DB文の係り受けペア番号

\includegraphics[scale=0.8]{rei_01.eps}

図3.例文1

入力文側の係り受けペアに対して、 DB文側の係り受けペアの対応を示す文節対応マトリックス(図4) を作成する。図中の○は対応する文節が存在することを示す。


\includegraphics[scale=0.45]{matrix3.eps}

図4.文節対応マトリックス

文節対応マトリックスを右下方向(文の後方)へと進み、 対応する文節の存在を調べていくことで 一致文節ペア最大のパスを決定する。 図4においては、矢印で結んだパス ($\alpha$,$\gamma$,$\delta$)と($\beta$,$\gamma$,$\delta$) が最も多く対応がとれ、一致ペア数3が決定される。




2001-10-02