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モーラ情報の有効性

実験結果より、 音素境界位置のずれから求めた平均値は約3ms以内、 音素継続時間のずれから求めた平均値は約4ms以内 に収まった。 フレーム周期は5msであることから、平均値の精度は十分なものと考えている。

また、音響モデルにFullを使用した場合、 音素境界位置のずれから求めた標準偏差は、 男性話者で21.44ms、 女性話者で24.19msであった。 人手によって求められる音素境界位置のゆらぎは5msといわれているので、 さらに精度を向上させる必要がある。



平成13年9月6日