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男性話者と女性話者の実験結果を比較したところ、モーラ情報を使うことで音素境界
位置の認識精度、音素継続時間長ともに女性話者は男性話者に比べて精度が向上し
た。
このことから、モーラ情報は、男性話者よりも女性話者に効果があることがわかった。
これは女性話者のピッチ周波数は、男性話者のピッチ周波数に比べて
高いことから、ケプストラムにおけるピッ
チ周波数の影響をうまく分離でき、その結果、女性話者の方が男性話者より効果
が大きいことを示している。
平成13年9月6日