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置き換えテーブルの作成

前章の例で説明したように、置き換えによって文の構造を明確にできるが、置き 換えすぎてしまうと、文の構造が不明になってしまう。 そのバランスを調べるため、置き換えを連鎖置き換え、離散置き換えそれぞれに 置き換える品詞に応じていくつかの種類ごとにそれぞれ実験を行う。


以下に連鎖共起抽出方法に使用する置き換えの表を示す。



 
Table: 連鎖置き換えテーブル
置き換え名 γに置き換える品詞 品詞数

形式名詞以外の名詞、数詞、接辞、感動詞  
[0cm][0cm]連鎖置換A 「、。」以外の記号→γ [0cm][0cm]11

第1置換に時詞、形容詞、副詞、接続詞、  
[0cm][0cm]連鎖置換B 格助詞「や」等の品詞→γ [0cm][0cm]13

連鎖置換C

動詞、助動詞、接続助詞以外の品詞→γ 22

   



以下に離散共起抽出方法に使用する置き換えの表を示す。

 
Table: 離散置き換えテーブル
置き換え名 γに置き換える品詞 品詞数
  形式名詞以外の名詞、数詞、接辞、感動詞、  
[0cm][0cm]離散置換A 「、。」以外の記号、連体詞→γ [0cm][0cm]11

動詞、助動詞、副詞、  
[0cm][0cm]離散置換B 接続助詞以外の品詞→γ [0cm][0cm]21

   

品詞数というのは、置き換える品詞の数である。

これらの置き換えの中で、どの置き換えが最も 重文・複文の表現抽出に適しているか調べる必要がある。




2000-04-09