週刊GM研9月13日号

99/9/6発行... 通巻No.2

週刊ゲーム先物鑑定団

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今週のファミ通クロスレビューreview

9/15...PS...トルネコの大冒険2...チュンソフト...6800yen
1000回遊べるダンジョン自動生成型サバイバルRPG
中毒度 ★★★★★ これぞ本流、初心者にも玄人にも最高のスリルを!
前評判 ★★★★★ ファミ通で9・9・9・10=37点
予想販売本数 50万本 ドラクエブランドパワーでユーザー層をどこまで拡大できるか

9/15...DC...クライマックスランダーズ...セガ...5800yen
ダンジョン自動生成型3DRPG
発売時期の悪さ ★★★★★ トルネコと比較されると全く魅力を感じられない
前評判 ★★☆☆☆ ファミ通で7・7・7・6=26点
予想販売本数 7万本 3Dである意味なし。ゲームの根幹がパクリ臭い

9/14...PS&DC...ポップンミュージック2...コナミ...4800yen
リズムアクションゲーム
専用コントローラー感度 ★★★★★ 感度が良すぎて思わぬ失敗をしそう
前評判 ★★★★☆ ファミ通で8・8・7・8=31点
予想販売本数 10万本 ビートマニアのような馬鹿売れは望めない。パーティー
ゲームとして楽しもう

9/14...PS...デジタルグライダー エアマン...アスク...5800yen
グライダー機体設計フライトシミュレーター
本格度 ★★★★ 爽快感を味わうより先に挫けてしまいそうな本格派
前評判 ★★★☆☆ ファミ通で7・7・7・7=28点
予想販売本数 1.5万本 マニアックな題材だから仕方ない。いっそのこと、鳥人間コンテスト
と提携すれば話題になるのになあ・・・

9/14...PS...君の気持ち、僕のこころ...タカラ...5800yen
依による多視点テキスト恋愛アドベンチャー
多視点利用度 ★★★★ >ギャルゲーの世界観で「街」システムを表現してみたらこうなった
前評判 ★★★☆☆ ファミ通で8・6・7・7=28点
予想販売本数 2万本 ゲームとしての出来は良くても、キャラへの感情移入ができなければ
売れないのがギャルゲーの宿命!

今週のファミ通の見所

  • パクリまくりのチョコボは何をやりたいのか?

    先週号の予告にあった「スクウェア新作」に期待していたら、その正体は「チョコボスタリオン」。がっかりしてしまった。てっきり「ファイナルファンタジー9」の発表だと思っていたのもあるが、「スクウェアよ、また懲りずに名作の権威を堕としめる気か?」と、がっかりしてしまった。

    というのも、これまでやってきたチョコボを題材に名作とタッグを組んだゲームは、非常に評判が悪いのだ。特に名作を名作として信仰している人種にとっては詐欺扱いである。これまで発売された悪名高きゲームを列挙してみると・・・

    「チョコボの不思議なダンジョン」  中村光一 監修

    「チョコボレーシング」 マリオカートの模倣

    2本がある。名作の模倣というものは、非常に難しいものだ。システムとして完成されている名作はワン・アンド・オンリーの存在であり、一部の要素を抜き出しても無意味である。味付けを変えようと、元の味を超えることなど絶対にできない。発明的面白さを追及しつづける事がもっとも尊ばれる性質を持つゲームという娯楽には、模倣は恥じですらあるのだ。・・・商売にはなるだろうけど、それは創作じゃない。ゲームじゃないよ。

    そして今度は「ダビスタ」か・・・スクウェアよ! これ以上期待を裏切らないでくれ!

    Pick up this week another news

  • 次世代ゲームボーイ「ゲームボーイアドバンス」>発表!

  • 超リアルロボットカスタマイズアクション「ARMORDE CORE 2」画面写真公開!次世代プレイステーションで2000年夏発売予定!

  • ファイアーエムブレム教祖ジョルジョ中治「トラキア776を語る」

  • 「ときメモ」猥褻ビデオ訴訟、コナミの完全勝訴!

  • セガよ、お前もかっ! リズム系ゲーム「スーパーチャンネル5」「サンバDEアミーゴ」発表

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    週刊ブックレビュー

  • おごってジャンケン隊(3)
    著者:現代洋子
    本誌:週刊ビックコミックスピリッツ(小学館)

    有名人のお勧めのお店で毎週食事してそれを漫画にする。ここまでなら誰もが羨ましがるオイシイ仕事だが、それは青年誌の罠だった! 食事の最後に全員でジャンケンをして、負けた人が全額を支払う。しかも領収書は認めないから経費で落ちない。しかも、多くの場合ジャンケンの事を直前まで内緒にしている。支払いは最高額で10万円!

    この詐欺紛いの企画にまんまと乗せられてしまったのは少女漫画家「現代洋子」。この人は税金を納めないで済む低所得「還付金」漫画家。単行本は7冊出していたが、増刷すらかかった事のないドマイナー漫画家。そんな彼女がこの企画に乗ったばっかりに、半年で37万円、一年間で50万円の自腹…自腹100万円を越えるまで連載を終わらしてもらえない・・・と、作者は後悔しているが、この漫画がきっかけで漫画家としてやっと一般に認知され、今や単行本は平積み扱い、増刷もかかるわ、誰もが売れ残ると思っていたのに結婚できてしまうわと、トータルで見れば幸運続きである。

    人でなし担当編集者「アナコンダ八巻」氏との仁義なき争いと、やたらと豪華なゲスト。ぜひ本誌連載で一度読んでみてください。

  • これまでに登場したゲスト

    一巻
    爆笑問題、田尾安志、アニメタル、一条ゆかり、上原きみ子、大川興業、相賀昌宏(小学館社長)、B.B.WAVES、串間努、伊集院光、山田美保子、金谷ヒデユキ、中井美穂、神山雄一郎、八谷和彦、西村知美、槙原寛己、河原純一、入来祐作、光浦靖子、獣神サンダーライガー、北村和夫、今村昌平、西原理恵子、喜国雅彦、土田世紀

    二巻
    つぶやきシロー、鷺沢萌、小橋めぐみ、 Mr.マリック、都並敏史、高橋源一郎、黒田美礼、イッセー尾形、セルジオ越後、藤井尚之、高木ブー、ガチャピン、ムック、Pちゃん、BOSE(スチャダラパー)、田中康夫、パリンヤー君(おかまのキックボクサー)、萩尾望都、ピサヌさん(おかまのバレー選手)、つぼイノリオ、早川義夫、林真理子、平野友康&那須めぐみ(オールナイトニッポンR)、吉田戦車、藤野美奈子、榎本ナリコ

    三巻
    小泉今日子、いしだ壱世、城彰二、柄本明、麻生久美子、中野信治、えびたい、柳美里、BFGIN、竹中直人、佐藤藍子、池谷幸雄、深津絵里、西原理恵子&山崎一夫、TWO-MIX、ふかわりょう、相本久美子、前田亜季、ユースケ・サンタマリア、大貫妙子、マリスミゼル(Mana)、坂崎幸之助(THE ALFEE)、笑福亭鶴瓶、電車でGO! スタッフ、ほりのぶゆき、桐島いつみ、藤波俊彦



    編集後記

    『初めての自宅編集』

    今週の週刊GM研は自宅のパソコンで書いている。今までは学校の研究室のパソコンで直接サーバーに入って更新作業していたのだが、今週ようやく注文していたマイパソコンが届いたので、Word2000の練習を兼ねて、自宅にデータを持ち帰って編集してみたのだ。

    本来、編集が終わったらFTPコマンドで更新ファイルのアップロードをするところだが、いまだにプロバイダとの契約が終わっていないためネットワークに繋がっていないのだ。それに、いままでは全てのHTMLタグを手書きしていたから、表の組みとか色指定とかはWEBデザインを確認しながらエディットできて一見便利だが、細かいカスタマイズはやりにくいと感じた。

    ともかく、自宅ならではの利点もある。大量の資料文献をすぐに検索できるし、喉が乾いたり腹が減ったり眠くなったりすればすぐに対処できる。これでネットワークに繋がっていれば最高なのだが・・・なんとか今月中にはこの問題を解決しよう。

    1999.9.12 週刊GM研編集長: 保科 裕二

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