Game Review

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タイトル 総合点 シナリオ 演出 操作性 戦略性 バランス やり込み 熱中度 完成度
マール王国の人形姫
10

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7/3(土) 「マール王国の人形姫」

大変遅らばせながら、「マール王国の人形姫」を購入する。我が敬愛する、ファミ通の伝説のクロスレビューアー「渡辺美紀」さんのソフトウェアインプレッションを読んで、このゲームが面白い事は十分解っていたのだが、忙しさにかまけてプレーするのをすっかり忘れていたのだ。今週末ポッカリ暇ができた事と、アレでナニな諸事上があって、プレーする運びとなったのでした。

敢えてジャンル分けするとしたら、「ミュージカルRPG」ですね。要所要所で歌が入り、それに合わせて2Dキャラクターが味のある動きを披露してくれる。このノリが気に入るかどうかが、このゲームの評価の別れ目になるだろう。少女漫画好きの私にはこのノリがジャストフィットしたようだ。


7/4(日) 「マール王国の人形姫(2)」

昨日買った「マール」を早速クリアしました。いや〜、よかった〜。久しぶりにゲームでマジ泣きしてしまった。目が潤む、グッとくる、という程度のゲームならいくらでもあったが、ハンカチが必要になってしまったゲームは本当に久しぶりである。

3Dポリゴンのリアル、フルボイスのリアル、というものは、まだまだ感情表現文法として成熟されていないのだと実感した。ゲームにおけるリアルとは、現実的という意味ではないと思う。一般に言われる「リアル」を追求するという事は、実は現実に縛られるという事でもあるのだ。ゲームは無限の可能性を秘めた架空の劇場なのだ。2D表現の新たなる可能性を示してくれたこの作品の存在意義は、もっと世間に認められて然るべきなのだ!


7/5(月) 「マール王国の人形姫(3)」

「マール王国の人形姫」のクリアタイムは約9時間。近年のRPGにしては凄く短い部類に入ると思う。RPGのプレー時間については最近色々考えさせられる所が多い。戦闘・育成をメインに据えるRPGならば40時間くらいなければ満足できないし、シナリオがメインのRPGならば20時間以上になると冗長に感じてしまう。

9時間と言えば、頑張れば一回の週末で終る事のできる時間である。忙しくて平日には気力の必要なRPGはあまりやる気にならないもので、ついつい手元の本やスポーツゲームに手が伸びてしまう。シナリオ重視のRPGならば、そのテンションを維持するためにも「イッキプレー」が望ましい。

これを「喰いたりない」と感じる人もいるだろう。特にクロスレビュアーという人種はそういう部分で充実していないゲームには高得点を付けてはくれない。知名度のないメーカー・作品にとって、この業界構造は非常に厳しいものであろう。「マール」はなんとか一定の成功を収め、続編の製作が発表された。今後非常に期待できるタイトルのひとつとして情報をチェックして行こう。


7/10(土) 「マール王国の人形姫(4)」

9月に発売される「マール王国の人形姫+1(たすいち)」の購入が自分内予算会議で議決されたのを受けて、さっそくノーマル版を中古屋に売り飛ばす。とても公にはできないような低買い取りだったが...同時に鳥取市内のレコード屋を廻って「マール」のサントラCDを大捜索。オリジナルボーカルアルバムは2軒で発見したが、お目当てのオリジナルサウンドトラックは発見できなかった。

なぜオリジナルサントラにこだわるのかというと、ゲーム中のミュージカルシーンで使用された曲のフルコーラスをききたいからなのだ。

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