原文の段階で抽出すべき、単文、重文、名詞句の文型の種類毎に適切な置き換 えを行なうことによって、効率よく目的とする表現を抽出した。置き換えは n対1の連続的な置き換えであり、表4に示す置き換える品 詞を一単語以上の連鎖を表現する一単語の「γ」に置き換える。各文型の鍵とな る品詞及び、それに付随する品詞は残して、それら以外の単語は置き換えを行 なうように、表4の置き換えテーブルを作成した。
単文 | 重文 | 名詞句 | |
記号 | − | − | − |
名詞 | − | − | ○ |
動詞 | ○ | ○ | − |
形容詞・形容動詞 | − | − | − |
副詞 | − | ○ | − |
連体詞 | − | − | − |
接続詞 | − | ○ | − |
感動詞 | − | − | − |
接辞 | − | − | − |
助動詞 | − | ○ | − |
格助詞(に、より、を、をば) | ○ | ○ | ○ |
格助詞(その他) | ○ | − | ○ |
副助詞 | ○ | ○ | ○ |
接続助詞 | ○ | ○ | ○ |
終助詞 | − | − | − |
準体助詞 | − | − | − |
以下に、単文、重文、名詞句の各文型の鍵となる品詞を示す。
複文の置き換えの例を表5に示す。「/」は単語境界であり、 「γ」は置き換え後の単語である。