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表 5.2に決定木を用い品詞コードのみを使用した構造規則を適用
した場合のカバー率、適合率、正解率を示す。ここで、デフォルトルールしか適
用されない用例に対しては、係り先は決定しないとした。
表 5.2より、品詞コードを用いた構造規則は、意味属性のみを使
用した構造規則を適用した場合より、正解率が低い。これについて以下の理由が
考えられる。
- 1.
- 品詞コードの分類が少ない。
- 2.
- 品詞コードの大半が(一般名詞)である。
- 3.
- 品詞コードの中でも名詞句の係り先に影響を与える品詞は一部に限られる。
Table 5.2:
品詞コードのみを使用した規則と意味属性のみを使用した規則の正解率
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品詞コードのみを |
意味属性のみを |
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使用した規則 |
使用した規則 |
|
カバー率 |
91.8% |
96.0% |
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適合率 |
84.8% |
88.4% |
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正解率 |
77.8% |
84.8% |
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表 5.3に、生成された品詞コードのみを使用した構造規則の
うち、予測正解率の上位(予想正解率85%以上)の構造規則とその規則に当て
はまる用例をあげる。
Charlie &
1999-06-03