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「の」型名詞句の構造

日本語では、一般に、表現要素間に後方修飾の原則があることに注意すると、 「の」型名詞句では、名詞Bの係り先は名詞Cに特定されるため、先頭の名詞Aに ついて、以下の2通りの係り受け解釈が存在することになる。

1.
A→B(&B→C)の場合
   例)「私の母の名前」
    「浴室の脱衣場の壁」

2.
A→C(&B→C)の場合
   例)「私の昔の友達」
    「東京の数学の教師」

以下では、簡単のため、 1を「B-係り」、 2を「C-係り」と呼ぶ。



Charlie &
1999-06-03