川柳募集

再び現る愚Ｑの最新作

朕々と　天皇陛下の　玉の音

火星の　高き山より　われ放尿す

弥勒が　来るまで廊下に　立っていろ

......................................................愚Ｑ

何食えば　ジャミラのように　なれるのか

虐殺が　ないというなら　原爆もなし

そこなんだ　俺の言いたいのは　そこなんだ

そこに行けば　どんな夢も　かなうという

先生が　死ねといったら　お前も死ぬのか

いやまじで　すごいよ君は　世が世なら

大宇宙　目覚めてみれば　俺ひとり

二人きり　広い宇宙で　俺と俺

..................愚Ｑ

第二十句
有事だよ！　全員召集　君以外.......................愚Ｑ

　８時だヨ！だったら希望者のみの話だが、有事だったらそういうわけにもいかない。各人の意思は無視されて全員が召集される。しかし、ちょっとまて。ホントウに全員なのか？そこの召集をかけた君はどうなるの？
銅賞

第十九句
しかしねぇ　それは結果論でしか　ないんじゃないか...愚Ｑ

　結果論はある程度参考にはなるが、それが答えではないことを肝に銘じておかないといけない。一歩間違えれば短絡思考に行き着くからだ。世の中にはごまかしの利いた多くの短絡思考的結果論が存在することを忘れてはいけない。しかし、自分が証明したいことを論ずるときには結果論を用いるのはある意味有効である。結果論をうまく使って本質を論議していきたいものである。
銀賞

第十八句
文学部　凍るマックに　凍るボク.....................くらげ

　２者が凍ってるところを思わず想像してしまう。そのときの二人に機械と人間という区分けは必要ない。
銅賞

第十七句
小心者　選者の好みで　句をつくり...................かざみどり

　なにやら、裏に深い事情を感じる。言論の自由とはよくいうが、現実には本当の意味での自由ではないことが往々にしてある。
がんばりま賞

第十六句
趣味なのか　妻と愛人　似てる顔.....................野次馬

　似た人を愛人にするくらいなら浮気するなと言いたくもなるが・・・・
佳作

第十五句
マシン室明かりもつけず端末に.....................もんじゅ

　怖い。早急な社会復帰を祈っています。
佳作

第十四句
手を振る娘後ろを見たら彼氏いた....................流浪の民

　哀愁を感じる句。「そんなことあるわけないか。ははは・・・。」と、悲しい自己つっこみを入れてそう。
佳作

第十三句
エッチビデオテープ巻き込むデッキかな.............流浪の民

　・・・・・・無言
不可

第十二句
パソコンの値段安けりゃ腹が立つ...................めけめけ

　日に日に進歩するパソコンだが、テレビのようには値段が下がることがない。ついこの前大金を払って買ったパソコンが旧タイプとして、安売りされているのを見たときは、憤りを覚えるだろう。私はそれでパソコンを買うのをやめました。
佳作

第十一句
暗い部屋一人でつける蛍光灯.......................MIZ

　誰しも自由な生活を夢見て始める一人暮らし。しかし、その実際は実にみじめである。一人じゃないって素敵なことね。
佳作

第十句
バイク旅カッパ忘れりゃ雨が降る...................アネーロ

　気まぐれな天候に対する詠み人の悔しさも伝わるが、むしろこの句は若者のワイルドさとさわやかさを印象づけているように思う。たとえ雨に濡れたとしても彼はバイク旅をやめることがないのだと信じたい。
佳作

第九句
レミファルト補修直後にはじかれる.................DARA

　ある道路工事の現場で働く社会人の句である。苦労して補修したレミファルトを直後にはじかれる瞬間、彼の目にはその車は悪魔に思えたことだろう。しかし、文句をぶつける場もないのが社会人の悲しい運命である。
頑張ったで賞

第八句
真夏日と聞いてなおさら暑くなる...................DARA

暑いから「暑い」と言う。当たり前のことだが、それが発言者を脱出不可能な悪循環へといざなう。「今年の夏は暑いねぇ、異常じゃない？」この言葉を人類は幾度繰り返してきたのだろうか。とどのつまりは暑さも気分次第ということである。
佳作

第七句
お金がないだからジャヴァ(java) でもわからん.......チャンドラ

「お金がない」この言葉は審査員の胸をぐっと締めつける響きである。日進月歩のインターネット技術だが、反面より複雑難解、ブラックボックス化が進む現状は、お金を持たない人間により深い禍根を残すこととなる。誰かお金ちょうだい。
銅賞

第六句
日本の大統領って誰だっけ？.......................フリーコ

日本の権力構造の再編をも示唆するこの句は、大胆かつ知的である。頓に責任の所在があやふやと批判される日本の議員内閣制だが、詠み人はあたかも、日本に大統領制がしかれているかのような言動をすることで現状を超越し、政治に批判の目を注いでいる。
佳作

第五句
東山荘こころしみいる夏のゼミ.....................セロ

セミとゼミ。こりゃ一本とられたわ。わははは。と言いたくなる句。少し、うちわネタだが、いい機会のため宣伝するとこの夏東山荘で行われる、全国の学生ＹＭＣＡの集会、夏期ゼミナールのことである。
佳作

第四句
週末の苦労の跡は５００円.........................めけめけ

うちわネタだが、これは詠み人が友達のあわれな姿を見かねて、詠んだ句である。お金を出して買うほどなら自分で作ってやると意気込んで作り上げたチャット。しかし、後にそのシェアウエアが５００円だと判明したときのその友達の怒り。今までの苦労はいったい・・・。
佳作

第三句
チャット２ちょっとだけしか人が来ず...............市原

悲しい句。苦労を重ねて築き上げたチャットの部屋に誰も来ない虚しさ・・・。いままでの苦労はいったい・・・。皮肉にも詠み人はこのチャットのタイトルを「ちょっとチャット」にしている。同情するならチャットに来てあげよう。
佳作

第二句
アメリカの大統領はクリントン.....................はしもと

そのまんまやないけー！っと大阪風つっこみを入れてしまうほどのシンプルかつスマートな句。しかし、想像力をたくましくしてみるとこの句の裏に、アメリカという国の持つ権力、そしてそこに君臨するクリントンに対するささやかな批判精神が見えかくれ・・・してないしてない。
お情けで賞

第一句
卒論を書いてる振りして川柳を.....................市原

卒論を書かなければならない身にもかかわらず、つい川柳を考えてしまう・・・。そんな、察するにあまりある、詠み人の悲しい性を感じる句。
頑張ったで賞

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